ファミコンカセットの電池交換

の紹介。
ここでの紹介は普通の一般的な形に見えますが中身が一般的のものとはちょっと違い
某メーカーのやや特殊ものとなっています。

 

カセットを開ける作業から開始

 せっかくの形状やや違い完全版?なので説明… ファミコンカセットの1番多い形にとても近い形のこのカセットは限られたメーカーさん特有の仕様で見た目的にはほぼ、普通の形状です。シールを上部に自分で貼る事の出来るものですのでその部分とメーカーさんのロゴが入った部分に特徴があるくらいです。ただ、開けるにはちょっと難儀します。最初のとっかかりは普通形状と全く同じです。こちらでも説明してありますが、普通形状の開け方はこちらの普通形状成功のページのほうが詳しく説明してありますので参考にして下さい。途中経過の画像もこちらに載せてみましたがこの時点では別段、変わったものではありません。ですが、実際に行ってみると普通のものよりも固く(間に器具を差し込む為に必要な広げる作業が)感じられます。ある程度、印刀が入り込むと多少は楽に感じられるかもしれません。なお、普通形状のページを参考にする際、このでの交換に必要な事柄と多少の相違があるので、開けるコツの参考までです。まぁ、コツは何度かしてみたり実際にさわってみて解るものなんですけれどね^^;
それから、当サイト管理人は真っ二つは避けられましたが、この形は力任せ過ぎるとカセットの表面(ゲームのタイトルとかが貼られたシールがある部分)がバリン!といく可能性がちょっと見られます…。
ここからは前にも説明したテコの原理で力を入れて開いていきます。ここでうまく開く事が出来るとここに載せたような感じになり、またここの普通形状成功のページを参考にしつつ開けていきます。このメーカーさんのカセットはこの4箇所ある引っ掛け部分は比較的簡単に外れて開くような気がするのですがこの画像を見て解るようにここからがなかなか開かないのです。つまり引っ掛かり部分を4箇所全て外しても開ききらない。これには秘密があり、このカセットにはもう1箇所止められてる部分があるからなんですね。あれやこれやで力を入れてみてもなかなか開きません。
この時点で4箇所ある止め具は全て外れているのですが、もう1箇所ある留め部分がかなり固く全くここから開かないです。4箇所ある引っ掛かり部分は他のカセットより簡単気味と言っても再び閉まると面倒なので画像のように右側のこの部分左側のこの部分に画像のように印刀を差し込んだまま、もう1つ何かしらの道具を別の場所に差し込み、何とか無理に開いてみる事にしました。この状態で左右から同時にテコ原理でもうまく開くかもしれませんが誰かに押さえておいてもらうとかでないと弾いて外れる場合が多いです。
左の画像が別の道具を差し入れた場面です。道具については…説明するのもなんですが(笑)100均とかでも売られている昔からある形の栓抜きと缶切が付いた道具ですね。別にこれでなくても構いません。たまたま管理人の道具箱にこれがあったからであって、他のものでもテコで折れず隙間から入れらるものであれば何でも良いんです。ここで、力を開いて見てみるともう1箇所のある止め具が見えてきます。隙間からしか写せないので見えにくく解りにくいかもですがこんな感じです。
解りにくいかもしれませんので解説付きの画像も載せました。ここにカセットと同じ材質で裏側から基盤を通して止められているので開かないんですね。これは外せない仕様のようでこの部分は割る、折るのほうが正しいかもしれませんが、そんな感じにカセットがこの部分を中心にして割れないように力加減を入れながら半ば強引に開けきるしかありません。力加減はカセットを見ながら感覚でするしかないのでこれは各自で何となくするしかなく、説明書きとしてはちょっと難しいです。ただ、かなり力が必要なのである程度は思い切って力を入れる事も必要でした。ちょっと中の止め具が折れても補修可能なのでここは思いっきり。
 

中身はこんな感じになっています

 中身が普通形状とは異なりますね… いよいよ開きました。開くときけっこうバキッというような音がすると思われます。思いっきり折れますのでそれは仕方がありません。無事、中の止め具が折れ、開ける事が出来たのがこの左の画像。この基盤って他の交換ページでもありましたね。この特殊形状交換のページで紹介した中身の形とよく似ています。それもそのはず、このメーカーさんは同じなのです。全部を開けた事があるのではありませんがメーカーによって中身の形とかってけっこう違うものなのかな?どうなんでしょう。
この形は普通形状の成功で使ったケースが形上、使えません。しかし、特殊形状交換で使ったものもカセットの内側スペースが少ないので使えないんです。しかし、まずはカセットのガワ、つまりプラスチック部分から基盤を外さないとですね。普通ならこのまますんなり取れるものですがこれは違う、取れません。拭真ん中の止め具部分がひっかかりになっていて取る事が出来ないんです。これも説明付き画像も載せてみましたが、この部分をニッパーとかで切り取る必要があります。これは簡単に切れますので基盤に開いた穴を通り取り外せるように切り取ってしまいましょう。
引っかかる部分を片方(2ヶ所あるので)切った画像が左のものです。切った切れはしが右側に小さく写っていますね。この部分を両方とも切って基盤を取り外します。切っても特に問題はありません。なお、参考までにカセットのガワはこんな感じでした。もしかして折れ取れる場所が逆のガワになればこの邪魔な引っ掛かり部分がないのかもしれません。こればかりは狙って折れるものではないので切る必要の無い折れっぷりだったらラッキー!と思えれば良いかな?と。切って出したらこんな具合です。
中身の基盤ですが、今回は全て熱して取り去ります。普通型のように残しませんでした。基盤上部のいかにも電池をつけているハンダ部分を熱して抜くように電池を繋げている金属ごと取り外します。抜き取ったあとはこんな感じになり、きれいに穴があいたように抜けると良いですが、べつにハンダで塞がっている状態でも、次に付けるものがちょっとだけ付けにくいだけで無理とかではありません。この抜き取る作業も普通形状成功のページをちょっとだけ参考にして下さい。ここで両方を取ったら次にここに取り付ける電池ケースの細工を少々説明しますね。しなくても大丈夫ですがしたほうがやや楽かも?
 

電池ケース細工〜取り付ける作業

 ちょっとだけ小細工を電池ケースにします… 左が今回使う電池ケースとなります。中身が特殊形状交換のものと同じような作りなので、そこで使った物と同じのでも出来そうですが、カセットのガワ部分は特殊サイズに大きくないので入りません。よって違った形の電池ケースを使う事になりました。このままでは使えませんのでちょっと細工をします。これにコードを付けるのですが、ちょっとハンダが付きにくく少々難儀するかもしれません。電池ケースの電池ケースの裏側ですが2ヶ所ある+と−の金具をちょっと曲げ、コードの銅線と絡ませるようにしてハンダで上からコーティングするような形にすると比較的簡単に付くようです。グラグラしたり簡単に抜けたりしないようにシッカリとくっつける事をお勧めします。適当にすると後から後悔しますからね。
ちょっと見えにくいかもですがこんな感じこんな具合に細工が完了します。この際に使うコードは大体3センチもあれば充分に事足りると思われます。短過ぎるよりは長過ぎのほうが後で切って直せるのでちょっと長めかな?と思えても余裕を見ておくと良いかと。また、書かなくても大丈夫かもしれませんがコードは周りのビニール部分をうまく切って中の銅線を5ミリ程度出すようにして使います。
こんな感じに電池ケースを取り付けます。基盤に穴が開いてたほうが付けやすいってのは穴にコードの銅線部分を差し込んでハンダ付けが出来るからであって、穴に詰まったハンダを溶かしながら銅線を差し込むようにしても問題なく取り付けられます。両方が付け終わるとこんな感じです。ここでの注意は全ての電池交換に同じですが+と−の向きをちゃんと合わせて付ける事です。基盤にも小さく記されていますし電池ケースにも小さく記されているので、これを考えてきちんと取り付けします。間違っていたらまたハンダコテで熱して取ってからまた付け直しとなり面倒ですので十分に注意。ここまで来たら完成はもう、目前です。ここでちょっとコードの銅線の出し方を少々。あまり扱った事のない方には解りにくい作業かもしれませんね。ですので一応、簡単に書いておきます。コードは周りをビニール状のもので覆われているので(色の付いた部分)これを切って銅線(中に通っている金属の針金状のもの)を出す。それはコードの端から銅線を出したいだけの部分をカッター等で周りのビニールだけが切れるように切りビニールのみが切れたらユックリとビニールを引っ張って取り去ります。すると銅線が出てくるんですね。
さて、無事に電池ケースが付き電池を入れたら動作確認。これもいつも通り、閉じる前にそのまま後ろ前の向きに注意して本体に差し込み、ある程度ゲームを適当にでも構わないので進めてみて(要はセーブが出来るところまで)バックアップをされているかどうかが確認できれば良いのです。確認が取れましたらこのようにカセットのガワにセットして閉めるのです。閉める前にはやはり今後の電池交換に伴う開け閉めを想定して、4箇所の引っ掛かり部分をやや、丸く削っておくと良かと。これも参考には前の普通形状成功のページを見て下さい。画像もありますので削り方とかを見る事ができます。
このちょっと形状違いの交換は、開ける時にちょっと困難な部分があるのと、中身の基盤がやや違うので電池ケースの設置方法が違う、くらいでしょうか。そんに特殊なものではないです。あまりハンダとかを使っていないと電池ケースにコードを付ける作業がちょっと難しく感じるかもですが慣れてくるとどうにでもなります。慣れるほど、何回も交換作業をする方は少ないかもしれませんが(^_^;)もう、2度と作られる事の無い…ある意味骨董品?ですから大事にしたいものです。