エイト・アイズ

ACG :セタ 1988年9月27日

 当サイト管理人としては…このゲーム、かなり隠れた名作と位置付けしている良い作りのゲームです。 先に出てしまっている悪魔城シリーズに一見、似てしまっている部分があるが故に正当な評価が得られなかった悲運なゲームなんだろうなぁ…。本当に勿体無い。 ただ、ゲーム内容も雰囲気も音楽も、大人の雰囲気溢れる作りなのになんで箱のデザインが蛍光ピンクを基調にした派手なものにした のかが謎。この箱の外見でチープな作りに思われてしまったという部分もちょっとあるような気がしてなりません。(管理人のある経験上)

 ある経験ってのは当サイト管理人はいまから●●年前、おもちゃ店のテレビゲームコーナーにて店員経験があってですねそこでの接客時 の体験から、多少はあるのかな?と。要は客の意見として「箱の見た目でおもしろそうじゃない」って言うんですよね…ムゥ。確かに、 ゲーム内容と箱のイメージはあまり合っていません。裏面の説明のとこなんかは良いと思うんですがこの蛍光ピンクってのはねぇ…。 当時、管理人もまだ若かったですがけっこう客からの評判はよく、ゲームの説明は良いと言われていたので「箱の見た目はちょっと気に なるかもしれませんが、自分が遊んだ感覚としては悪魔城にやや、似た雰囲気はあっても違うゲームとして面白いですよ。」と勧めたり。 おもちゃ屋やデパートなどのゲーム売り場にまだ、任天堂の木製っぽいブースがある頃の話であり、ディスクシステムの書き換えも店で 出来た頃の懐かしい時代の話であり、ちょっとゲーム話からずれてしまったのでこの辺にしておきますね^^;

 とにかく、正当な評価がなされず、マネゲー扱いだった悲運な作品かと思われます。悪魔城シリーズより自分は好きかもしれません。 このゲームはまず、落ちて死ぬ一発死がありません。悪魔城シリーズの最大の難点は敵に当たった際の弾かれ落ち死にかと思って いるんですがこのゲームはそれがありません。落ちても下の階層に行くだけであり遠回り(時には順路)になるだけで死んだりしないです。 悪魔城シリーズのあの不条理な部分が無くなり、それよりもちょっと難易度を下げつつでも、簡単じゃないっていうバランスの作りなので ひたすら落ちて死に先に進めないというような事はなく遊べます。悪魔城シリーズもあの難しさや不条理さが味ではあるんですけれどね。 このゲームはストーリーもかなりかっこよく、音楽も非常にかっこよくてマイナスポイントはあまり無いと思います。管理人の主観だけどさ。 難易度としてはこの時代のファミコンゲームなんで簡単ではありませんが、悪魔城シリーズよりは落ち死にが無い分、簡単に感じれます。 特筆すべきの2人同時プレイは主人公(人間)と鷹(ペット?)にわかれる部分。本当の意味で協力プレイが可能となります。アクションが 上手なほうが人間を担当したほうが進めますよ。鷹は比較的、逃げてばかりいるのも…まぁ、可能なんで(経験者談)役立つのはスイッチ くらいでも行けるかも?しれません。ソロプレイだと鷹も自分で操作し、ドアを開けるスイッチを作動させないとならんので敵が居ると面倒。 その点、2プレイで片方が鷹をしてくれればサクサクと進んだりするのです。もちろんですが鷹も敵に攻撃したりもできますからね。

そう、ストーリー。取説のをここに写しておきました。


19世紀末、バルカン半島。ヨーロッパ列強のパワーバランスの上で、かろうじて余命をたもっていたオスマン・トルコ帝国にも、存亡の影が 色こくさしかけていた。「バルカンの火薬庫」と呼ばれるほど密集していた様々な紛争の種子が、今やいっせいに火をふこうとしていたので ある。自由アルメニア軍によるテロや、要人暗殺などは、すでに日常茶飯事であった。政府の威厳は地に落ち、悲観的な憶測や噂がとび かうなか、オスマン・トルコを保護領としている大英帝国にとって、治安の回復が最大の急務となる事件が発生した。
発見されたばかりの遺跡群を発掘するため、大英博物館から派遣された学術調査隊が、盗賊団におそわれて全滅、出土品をふくむいっさ いの資料がうばわれたのである。隊員全員の頭部はなく、腹部を裂かれて死んでおり、その残虐な手口から、犯人は悪魔崇拝で知られる 女盗賊、グース・グランディエを頭目とする一団であると知れた。
一方、ロンドンの王立紋章院では、ルース一味が出土品のみならず、発掘日誌の類まで持ちさったことに大きな危機感をいだいていた。 大英博物館の資料からその存在が推定されていたこの遺跡には、中東の宗教史を根底からくつがえす悪魔の秘密がかくされていたので ある。
堕天使ルシフェルの落とし子と名乗るルースたちに、悪魔復活の邪法を使わせてはならない。紋章院第七部会(後のMI5)は、紋章院付武 官にして、第十七近衛連隊少佐であるバロネット(準男爵)ジュリアン・ジェイムス・ボンド卿を派遣することに決定した。

かくして、エペ、フルーレとともに、その剣では全英一といわれたボンド卿は、はい刀マザーグースと、愛鷹カットラスをともに、単身バルカン 半島に潜入した。
ボンド卿は、ようやくルース一味がアジトをかまえている街、トレンドにたどり着いた、以前は交易の拠点として発展していたこの街も、一味 が住みつくようになってからというものは、街を逃げだす人々があいつぎ、いまでは悪の街としてその名を国中にとどろかせていた。 その街の中央の小高い丘にある教会が、今では頭目ルースの住み家に、そしてその教会を囲むように、6人の手下が住む屋敷がかまえていた。



 というストーリーになっています。エペとかフルーレってのはフェンシング競技の種類の事であり…『はい刀』はもしかして『佩刀』なのか な。腰に下げた愛刀と思われます。だから全英一強いボンド卿がその事件解決のために派遣されたって話なんですね。細かく書かれてい て小説の始まりのような文章です。この話からしてもう、悪魔城シリーズとは違ったテイストなのは解ると思います。

 先にも書いたのですが2人プレイ。このゲームにおいて2人プレイはとてもお勧めです。人間ではない違う味方キャラを扱え、しかも同時プレイ。 このシステムはかなり画期的と思うんだけどなぁ…もっと評価されても良かったような気がしてなりません。人間キャラであるボンド卿 とその連れである鷹のカットラスに分かれての同時プレイは同じ目的に向かってでも、動きや役割の異なるキャラで進むという不思議な 感覚が楽しめる作りになっています。ソロより2人プレイがお勧めできる数少ないアクションです。(格闘もの除く)

 音楽もタイトル画面からもう、良い雰囲気が出ている音楽なのですが、全体的に落ち着いた感じで、しかも面(国)によって合うように作ら れているので画面や世界観に入り込みやすい。ここで音楽を鳴らせないのは残念ですが機会があったらぜひ、聞いてみてください。やや、 ネタバレになるのでここから先は背景と同じ色で記しておきますが→ラスボスはオープニング音楽をちょっと音程とテンポを変えたものとな っていてかなり良い雰囲気をかもし出しています。音楽だけ聴いているのも管理人は好きなのでボスから逃げて聞いてたりしました。

 次にこのゲームの不思議ポイントをいくつか。まず、各面に出てくるボスは撃破した後、倒されていません。きちんと生きていてなんと主人 公に茶を振舞います。しかも部下?手下?なのかは解りませんがガイコツが茶を2人分運んできてテーブルに向かい合わせに座りティータイム。 そしてこれを持っていけ…とパスワードとか剣をくれます。友愛精神ってやつでしょうか。 なんと、ラスボスまで戦い終わったらティータイムがあるんで…本当、徹底した友愛の精神はこのゲームにしっかりと根付いているようですね。そして次の不思議ポイントとしては鷹の カットラスは壁を貫通して進めます。どういう仕掛けなのかわかりませんが、鷹に障害物は一切関係が無いらしい。…ん〜、謎。

 そして、このゲーム。ただ単にラスボスを倒して終わりじゃないのです。各ステージに隠されている巻物を読み、謎をとかないとエンディン グが見れません。当サイト管理人は以前にそれで友人とくやしい思いをした経験があったりします。それゆけと進んだのはいいものの、最 後で「え?!」という具合に。ラスボスの後、悪魔の神殿というところに行けるのですが、そこの台座に今まで手に入れた宝石を正しく置か ないとなりません。悔しい経験があるのでここにコッソリ正しい配置の画面を置いておきました。解らない場合、参考にどうぞ。

 だだし、このエンディング。非常にスッキリしないものとなっております。続編でも作る予定だったのかな?と思えるような…。続編がもしも あったなら…もしかして今回の主人公がラスボスとかになっててもおかしくないような…カットラス君も敵なのか?!と気になるところなんだ けど、今更これの続編が出るなんて事はまず、無いはずなんで……スッキリしないエンディングはスッキリしないままで終わりです(´・ω・`)

 そんな感じでいくつかの疑問点はあったりするんですが出来としてはお勧めで、管理人個人的に大好きなな奇妙ゲームとしてのお勧め ではなく、店員時代にも勧めたように本気のお勧めです。それでも好みはありますから遊んでみての苦情はご容赦ください^^;



デジタルデビル物語 女神転生

RPG:ナムコ 1985年12月15日

 これは自分がかなり相当に好きなゲームの1つに上げられるものです。このゲームの主人公が自ら開発したコンピュータープログラムが きっかけでこういった事件になってしった…というのが話の粗筋なのですが(粗筋過ぎます)この件に関しては1度は何とか納めたのです。 しかし裏ではしっかりと動いていて…飛鳥に巨大な建造物を作り上げていたんですよ。をれを再びどうにかする、というのがお話しです。 これだけでは…面白そうに思っても普通のRPGな雰囲気ですよね。が!システムは他のRPGとはかなり違ったものになっています。 経験値とかでレベルが上がるのは同じですし、3Dダンジョンもウィズとかありますし、目新しいものではありません。このゲームの最大の 特徴と魅力的な部分は仲魔が居る、といった部分でしょうか。しかも合体で強くなる、というか別の悪魔に変わります。これは…かなり 斬新なものでした。今も続いているシリーズにも確実に受け継がれていますが…それはここでは控えておきますね。ここではFCの話を。

 仲魔…これは簡単ではないのです。心強い味方になりますが、彼らに協力をしてもらうには、交渉をしなければなりません。会話です。 主人公の中島はコンピューターを持っています。画面ではCOMPとなっていますが、これを選ぶと…「はなす」といったコマンドがあって それで目の前に居る悪魔に交渉を持ちかけて、うまく交渉が成立すれば…はれて仲魔になってくれて、共に戦ってくれるんです。…が かなりそれはシビアで…それなりのモノ、つまり言い換えれば賄賂とか…貢物とも言えなくもありませんが、ある意味で同種の仲間に 背いて人間である中島達に味方するのですから当然の権利であると言えますね。危険が増えるとしか思えませんし…。しかも! 仲魔になったらこれだけではないのですから。そう、それが合体です。悪魔と悪魔が合体して…(合体させて)新たな悪魔になるんです。 このシステムが最大の魅惑的ポイント。どんな新しい悪魔が出来るか…それはワクワクとドキドキの詰まった瞬間!この当時ではかなり キャラの数は多いです。(完全敵キャラ…68体会話で仲魔になる敵?キャラ34体・完全に味方キャラ31体・ボスキャラ6体・計142体) 会話もキャラ毎に違った感じがあって、それはそれは駆け引きも楽しいものです。失敗して…貢ぐだけ貢いで…賄賂渡しまくりで交渉失敗 すると…かなり悔しいのですが成功すると、とても嬉しいものなんですよね。…そう、上のキャラ数に書いた完全に味方キャラというのは 敵キャラとして迷宮内には出てこなくって合体でのみ、現れる悪魔達なんです。彼らの存在も、とても斬新なものでした。また、ただ単に 「悪魔」なのではなくって、色んな種類(種族)も設定されているので、この種族によって完全に敵、つまり交渉してもムダな悪魔と、 交渉すると仲魔になってくれる悪魔、そして味方のみの悪魔に分かれているのですよ。ボスキャラは「魔王」という種族?なので もちろんですが仲魔にはなりません。強烈な個性と特殊能力を持っているボス達なので専用の攻略アイテムをきちんと持っていかないと レベルアップや味方強化なだけのゴリ押し(笑)では勝てない強い魔王達です。

ざっと仲魔、つまり敵キャラとか味方キャラとか…交渉とかを書きましたが、もうちょっと詳しく細かく書いてみようかな…。
けっこう文が長くなる癖?がある管理人ですので、もはや小話とは言えない感じになってしまっているのですけれど…(笑)

 ゲームを始めると…最初は各キャラ、つまり主人公2人にポイントを振り分けます。元々、5ポイントずつがあって、自分で振り分けるのは 15ポイントあるのですが…これの分け方で最初の苦労が変わるので慎重にしたほうがいいかもしれません。あまり神経質にならなくても 大丈夫なのですけれどね。パラメーターは…ちから・ちりょく・こうげき・きびんさ・うん…の5項目があります。見ての通りですが最近ので 見てしまうと、ちからとこうげきはどう違う?とも思えますね。これはちからのほうは、体力、つまりHPの大きさに関わってきます。 こうげきは そのままの攻撃力と見て間違いありません。そして中島は魔法が使えないので、戦いは武器専門となっているのですね。よって魔法に 必要なちりょくは低くてもいいか?となると違うのです。知力が低いと…交渉の成功率が悪くなります。つまり交渉には頭が良くないとダメっ て事。ちょっと現実的ですね。ただ、ここに重点を置くと攻撃が疎か?になる可能性があるので程ほどに上げましょう。人間の仲間である 弓子は魔法の使い手であるので知力は必須事項です。しかし、彼女だけ上げても初期に覚える魔法は豊かにならないので注意ですよ。 2人の知力の合計が18を超えていると…たしか初めから回復の魔法を覚えているので序盤が楽になります。それだけを最初は踏まえて あとは感覚というか…自分の好みに沿った感じでパラメーターを決めてみるのが良いかな?と思います。

 始まりの場所はミコンの街という所で今後も拠点になります。なんたって、ゲームを再開するためのパスワードはここでしか聞けません。  ちなみに街の中、つまり最初の迷宮であるダイダロスの塔という場所の最上階にでここでは敵が出ないので安心してウロつけます。 このゲームの舞台は大きな迷宮ですが、6つのフロアに分かれています。先に紹介したダイダロスの塔。その後はこのような感じで… 天空の街ビエン→ヴァルハラの回廊→マズルカの回廊→炎の腐海→アンフィニ宮殿……途中、他の迷宮に入る事も出来ますが攻略の 順番としてはこのようになっています。途中には一気にミコンの街に戻れる催眠術師もいますので戻るのは比較的簡単?かもですが… 元の場所(ゲーム中断前の場所)が奥のほうだと…そこに行くのはちょっと大変かもしれません。

 さて次は…仲魔についてですが、迷宮をウロウロしていると敵に遭遇します。その中には交渉次第で仲魔になってくれる悪魔と交渉して もダメな悪魔が居るのですが種族で分けられているのは上にもチラリと書きましたが…この分け方はけっこう細かくって。 大きく分けると 5種族あってそれは…霊族・魔族・獣族・鬼族・外道…となっています。その中にまた種属、つまり属性があって、これが敵と中立と味方を 分ける部分となっていて…。ただ、ゲームで最初の大きな5種族はあまり考えなくても大丈夫で、大事なのは種属の部分である属性。

完全に敵なのは……魔王・邪神・物怪・悪霊・邪鬼・夜魔・鬼女・幽鬼・幻獣・妖獣…の10種類
中立なのは…魔獣・地霊・妖精・獣人…の4種類となっていて、味方なのは精霊・神獣・聖獣・鬼神・幻魔・魔神…の6種類です。

 意外に中立が少なく感じるのですが…遊ぶとそんなふうには感じません。また、中立の悪魔は敵として戦う時のパラメータと仲魔になった 時のパラメータが違っていて、仲魔になった時のほうがHPとかが多く設定されています。出てくる悪魔達を仲魔に引き込んだら…次は 合体になるのですが、合体は多くは書きません。書くと膨大になりますしね…(笑)邪教の館というところでその合体は行われますが、 これにより強い悪魔にしてくのです。時には逆に弱い悪魔になるので、あれこれ試して強い仲魔にしていくのですが、1つ注意があります。 それは交渉でもそうなのですが、主人公である中島のレベル以上のものは交渉も失敗しますし合体も…合体をしてくれません。

 交渉は大体、あれこれくれ…とお金とかマグネタイトを欲しがられます。マグネタイト集めもこのゲームの難しさでしょうね。これは仲魔を 連れて歩くのに必要で強い悪魔ほど、大きく消費します。これが無くなると…仲魔のHPがどんどん減っていきますのでとても大事です。 これは仲間にならない悪魔を倒した時のみに得られる大事な資源!
だたし、最強の仲魔が全部揃ったらマグネタイトは減らなくなりますので、最強メンバーになると随分と楽になります。 そして、仲魔になっているのと同じ悪魔が出たら、話しかけると戦わないで済みますので迷宮探索がちょっと楽になったりもしますよ。 ただし…交渉もそうですが、身内に既に居る悪魔に話しかけるのも月をよく見ましょう。満月の時は一切の会話が出来ません。 襲ってきます。月の満ち欠けが表示されているので…交渉は新月。つまり真っ暗な時が1番成功率が高いので、月が多少出ていても なるべく、新月に近い時のほうが効果的になっています。同じ悪魔が居て戦いを避ける場合には月は意識しないで構いません。

 何となくのゲームの主要な部分の感じは今まで書いた通りなのですが、あと1つ、このゲームの良い所は音楽がとても良いのです。 各迷宮の音楽も雰囲気とかがよく出ていますし、ボス戦の音楽も緊張感のある戦いの雰囲気がよく現されていると感じます。この辺は… 個人個人で感じ方が違うかもしれませんが…当サイト管理人の感じ方ではそう思っています。 ゲームバランスとしては難しい部類ではないでしょうか。上にもさわりをちょっと書きましたが、このゲームはレベルアップとか味方の強化 だけでのゴリ押しが通用しません。運がかなり良ければ(※重要事項 パラメータではなくってプレイヤーの運って事)うまく行く場合もあるかもしれませんが、 往々にしてそれは通用しません。ボス戦はそれが顕著になっています。ですのでアイテムはしっかりと集めてから臨まないと… ゲームオーバーは目前!!!あれよあれよという間に全滅の一途です。
ゲームオーバーになると、次に倒すべき魔王が出てきて何かしら言います。けっこうそれが悔しいんですよね。そしてパスワードはけっこう 長いですが、小まめに取らないとゲームオーバーになってからコンティニューを選んでしまうと…中立悪魔を倒した時にだけ得られる 体力全快にするアイテム宝玉は0個になっていますし、お金(単位はマッカ)は半分になってしまっていてツライ目にあいます。 パスワードがあればそれは大丈夫なので面倒でも小マメに取る事がとてもお勧め。レベルを下げられてしまう敵の技エナジードレインも 喰らうかもしれませんしね。これを出されて効いてしまうと過激に悔しい!何せ「アクマはニヤリとわらった」という感じですので…喰らうと 妙に悔しく、レベルアップは時間がとてもかかるので…かなりなショックに打ちひしがれます。そんな時も小まめなパスワード残しが有効♪

 とにかく、このゲームは時間がけっこうかかります。難しいほうだと思います。しかし…ハマると病みつきな感じですよ!
ああ…けっこう長い小話になってしまったなぁ…(苦笑)



デジタルデビル物語 女神転生 II

RPG:ナムコ 1990年4月6日

 これは…当サイト管理人がかなり相当に好きなゲームの1つに上げられるもので、個人的には初代のよりも好きだったりします。内容は199X年に 起きた戦争で世界はとんでもない状態になっている時代背景での東京を舞台にしたもので、主人公はこの世界に僅かに残された安全な 場所シェルターにいる少年(見た目には青年だと思う)で、彼はあるゲームに夢中なんです。ゲームの中にあるもう1つのゲーム。それは デビルバスターというもので見下ろし型のRPGになっていて、上の作品を遊んだ方なら懐かしさも重なって楽しめる作りになっています。 これは、このゲームで起きた事は自分の本当の経験になるような作りで、このゲーム内で上がったレベルは主人公の実際のレベルと同じ になるので、ここでなるべくレベルを上げて仲魔を増やしておくと序盤がだいぶ、楽になりますよ。友人も近くに居て、彼も今後いろんな面で 関わってきます。友人は近くで主人公のゲームを見ている状況なのでミノタウロスが見たいようなのです。ただ、この最初のゲームは ミノタウロスを倒すだけでは終わりません。その後、ある行動をしないとならないのです。

 このゲーム(ゲーム自体の事)をセーブするにはこの、ミニゲームの世界から出て現実?のシェルターでゲームをしている主人公の画面に 戻らないとならないのです。その時にミノタウロスを倒していなければ「早くミノタウロスを見せてくれよ」みたいな事を言い、倒した後は 「止めちゃうのか。まぁミノタウロスは倒したからいいけどさ」みたいな言い方になるんですよ。ちょっとした部分ですけれどね。 ここでこのミニゲームをきちんとクリアすると、この世界の様子だとか情勢、それに今後にしなければならん事が説明されていよいよ本番。 説明してくれるのはこのデビルバスター内に封じ込められていた某魔王です。主人公あれこれと説明をしれくれますし、交渉に必要な COMPも仕込んでくれますし、このゲーム内で仲魔になった悪魔も実際に呼び出せるように転送してくれます。ですので、このゲームの 中でできるだけ、レベルを上げて仲魔を強化しておいたほうが良いのです。実際世界での戦いはゲーム内よりもかなり難しいものとなって いますし、共に旅立つ友人がけっこう…かなり弱いので最初はすぐに亡くなってしまったりするんです。しかも最初は仲魔を呼び出した時に 減っていくMAGから始まるので大変だったりします。これが無いと呼び出した悪魔のHPがずんずん減っていくのでいけません。 MAGとはマグネタイトの事ですよ。念のため…。

 こんな感じに始まりますが、最初は仲魔が居ないと本当に苦労します。最初の目的はシェルターにも入り込んでしまった悪魔のボスを 倒す事で死人使いネビロス(種族は夜魔)を倒さないとなりません。こう聞くと、シェルターから出るにはこれを倒さないとならないように 聞こえますが、倒さなくても出られます。ですので地上に出て、少し歩いた最初の町「羽田」を拠点にしばらく鍛えたほうが良いですね。 先程にMAGの話をしましたが、今回の女神転生2には前回と違って2Dマップもあるのです。それは普通の地上ともう1つあるのですが その2DではMAGが減らないので、ここで仲魔を引き連れて稼いだほうが断然にお得なのですよ。それに合体も出来ますし、有料に なってしまいますが体力を回復させるポイントもは羽田にはありますしセーブもできます。シェルター内では無料で体力を回復してもらえ ますが、地上で稼いだほうがお金(マッカ)もガンガン稼げるのでそれは問題がありません。

 そんな感じで最初は始まっていきます。今回は悪魔の数も随分と増えましたし合体もより、難しくなってはいますが病み付きです。 交渉の会話も前よりも種類が増えました。それに今回は見えない値が存在しているんです。それは魅力。これは増減しますので 注意が必要なのですが、要は仲魔にいるのと同じ悪魔を殺さない…というのが基本と思っていいです。これをすると(ちょっとしたくらい では大丈夫ですが)次回からの交渉が難しくなります。仲魔になってくれにくくなるんですよ。数字になって見えるポイントではないので 解りにくいですが、試してみると確かに薄っすらとではありますが感じられます。慈悲の心はこのゲーム、大事ですよ。

 悪魔の種族ですが今回も種族によって属性が決まっているのです。 なのは……魔王・邪神・怪獣・妖獣・邪鬼・悪霊・鬼女・夜魔・幽鬼・狂人・外道・マシン…の12種類中立なのは…魔獣・地霊・妖精・妖鬼・妖魔…の5種類味方なのは…精霊・神獣・聖獣・鬼神・幻魔・魔神・天使…の7種類です。意外に話しかけて仲魔にできる中立は少ないですね。 今回のキャラの数は…完全敵キャラ…124体会話で仲魔になる敵?キャラ64体完全に味方キャラ60体・計248体です。

 また、前作と違うのは中立の悪魔が仲魔になってくれた場合、ちょっと強化されていたのですが、今回は敵時代も仲魔時代も同じです。 実際に戦った時の強さと同じ状態で仲魔に加えられる寸法になっているのです。交渉も合体も、前回と同じく主人公のレベル以上だと 交渉も失敗しますし、合体もできません。ある程度の気基本システムは変わっていないです。合体も邪教の館で行われますが今回 から加わった3身合体は一部の邪教の館でしか出来ません。全部の場所ではないのです。そして3身合体は完全に味方の種族のみ で出来る法則なので、手間隙がかなりかかります。そして、これもすれば必ず強くなるわけではありません。ただ、3身合体でしか出来ない 仲魔がもちろん、存在します。彼らは強力な仲魔ですので作り上げられた時はそうとうに嬉しいですし、随分と楽になります。ここでは 合体の法則までは書きませんが(やっぱり書くと膨大なものになってしまいますしね…(^_^.))

 前回同様に月の状態で交渉が出来なくなったりも変わりません。ただ今回、交渉で厄介に感じるのは話を聞かないで逃げてくのが 多いんですよね。このパターンは主人公のレベルと交渉相手のレベルの差がけっこう開いていると(主人公のほうが圧倒的に強い) とこうなる場合が多くなってきてしまいます。ですが、時にレベルの低い悪魔が合体に必要だったりすると交渉がかなり厳しいものになり これだけで数時間が過ぎてしまう場合もあったりしました。これは厳しいです…。
また、今回もMAG集めと集金には苦労しますね。武具(各種防具と銃)の価格が高いんです。かなりお金が貯まって「これだけあれば 良いのが買える!」とか思っていてもすぐに金欠になります。MAGは今回、最強クラスの仲魔になったら減らなくなるとかいう優遇処置が ありませんので、終盤はスゴイ勢いで減っていくので大変です。うまく2Dで集めておく必要があります。

 そして今回も音楽はとても良いです。前回とは違った意味でもかなりきれいな音が出されていますし、場面場面に合ったとても良い 音楽が流れてきます。音源も拡張音源が使われているのでFCの普通の音とは違ったものになっているので、良い音楽と重なって すごく良い感じになっています。当サイト管理人はこれのCDも持っていますが、魔界2Dの音楽とラスボスの音楽が特に気に入ってます。 特にラスボス。これは、本当に気に入っていて今も、もしかしたら1番好きなゲーム音楽かもしれません。少なくともFCの中では1番です。 ラスボスに関して少しだけ書くと…途中のイベントでは小さな生きものを殺さない事、が大事な部分として上げられます。今回、終わりは 1つではありません。2種類あって…たぶん真の終わりと思うほうは小さな生きものを殺してしまうか否かで見れるかどうかが決まります。

 このゲームで苦労する最大のポイントは、当サイト管理人が思ったのは2つでしょうか。1つはセーブがパスワードでなくなったのは良い のですがセーブポイントが少ない、という部分と(前作も少ない…というか1箇所しかありませんが瞬時に戻れる場所とかありました) 1撃必殺の魔法が効いてしまうと瞬時に全滅、といった部分。
セーブポイントと次のセーブポイントの間が広いので、途中で止めたい、とか思っても戻らないとなりません。又は無理に先に進むか ですがどちらも難しいです。大人の今は多少マシですが子供の頃には親からの時間規制があったので大変でした(懐) 1撃必殺の魔法はムドハンマというのが1番強力なものなのですが…ラスボスは使います。これをくらうと…長い道のりがあったにも 関わらず、ましてや途中セーブも無い中一気にゲームオーバーになりますので主人公達のパラメーターもですが、遊んでいる プレイヤー自身の運も必要と思われる部分があります。当サイト管理人は、これで相当にゲームオーバーとなりました(苦笑)

 こんなふうに難しいのですが、それでもこれは好きなんです。話もとても良いですし音楽も良いのです。勧善懲悪でないこの世界観は とても好きですよ。いや、多少…今の世で言われるっぽいほうが者に感じる?ような部分もあるかもしれませんが、それは今の世で 善いものとされているからそう、感じるだけなのでしょう。逆もそうで、魔(魔王)のほうがいふうにも感じる?部分があるかもですが これもまた、今の世で悪いものとされているからそう、感じるだけなのかもしれませんしね。 実は今現在(2005年10月2か現在)再び、このゲームをしています。少しずつしか進められていませんが、クリアまで何とかする つもりではいるのですが…いつクリア出来るかな。バックアップは…電池を交換したので(笑)少なくとも2年は大丈夫なはずです。 2年以内にはクリアできるかな…ぁ…(あまり自信は無いらしい)
(今回の「2」の小話?では設定とかの説明をあまりしていませんが、それは初代のものとあまり変わらない部分になっています)



ペーパーボーイ

ACG:アルトロン 1991年1月30日

 これは当サイト管理人「新月」が妙にプッシュをかけているゲームの1つです。内容としては写真付きの解説ページでも書いていますが新聞を1週間配達し続ける事ができれば良いのです。 本来はそんなに新聞配達が大変とは思えないのですけれどね…。(ここで言う大変ではない、という表記は新聞配達の仕事が大変でない、と言っているのではなくってこのゲーム内のような大変さ(危険さ)は無い。という意味)

 何せ、このゲーム内の住宅街はおかしいのです。敵キャラ…というか「障害物」という形で取説には表記してありますが…おかしいです。 だって「スケボーに乗っている子供」「ブレイクダンスをしている人」…この辺はまだ…良しとしましょう。しかしその後なのですが…妙です。 「飛び出した子供」 この辺もおかしくは無いようですが…手に何か輪っかのような物を持ち構えて飛び出てきます。何を持っているんだ? そして「おばあさん」 彼女はいきなり家から飛び出して追いかけてきます。はっきり言って怖い。しかも手には棍棒包丁のようなものまで持っている!かなりそうとうに恐怖です。 その他「犬」も追いかけてきますし「ラジコンカー」も怪しい動きで突っ込んできます。新聞配達の少年は嫌われているのか?!とか思ってしまったりしますよ。 で…自然現象までもが少年を追い詰めます。「竜巻」までもが追いかけてきます。 もう何か呪いのようでさえありますね(笑)そして…極めつけは「死神」彼なんかまでが出てきちゃう町なのですよ! それ以外に「タイヤ」はどこからか少年めがけて転がってきますし、「マンホール」は勝手に開いて中から誰かが覗いていたりするんです。怪奇!! そして、町は大通りがありまして…そこには「オートバイ」がノンストップで突っ走っています。少年が渡ろうとしてももちろん止まりません! しかもオートバイは普通のではなくって…暴走族の改造車を思わせる形をしていたりします。それとも…ハーレーっぽくしてあるのかな。 とにかく、このバイオレンスっぷりは…アメリカならではなのでしょうか?アメリカの町はこんなにも危険なものなのでしょうかね…(違)

 ゲームのストーリーなのですが、これは「小鳥もさえずる早朝。君が思いうかべるのはただ1つ、町の新聞配達…」といった感じです。 郊外の町の設定のようで…それなりにベッドタウンな町並みではあるのですが…。何かが違いますね。だって上に書いたようなのが 普通に闊歩しているような町なのですから…ちょっと普通とは言い難い。そんなハードな街には住みたくないなぁ…とか思います(笑) 町の住人とかを考えてみても朝っぱらから過激な動きが多いし…朝っぱらから死神が出る町なのですよ!!

 ゲームの操作性とかは、これはノンストップものなので、少年を止める事はできないのです。ちなみに少年は自転車に乗って配達をするのですが、 日本ではかなり馴染みのない投げて新聞を配達する方法なんですよね。自転車を止める事無く投げるんです。 この辺りにも問題があるのかも…とか思ってしまうのですが、投げるのですから失敗もあったりしますね。そうすると窓ガラスが割れたり門灯が割れたり 庭の樹木が折れたり、墓石が倒れたりするんですが…これはお客さんの家にしてはダメです。新聞を取ってくれていない、つまりお客では ない家に対してすると得点が入るんです。これも現金な法則というか…スゴイですね。お客の家にしてしまうと次の日には新聞を断られて しまうのでよくありませんが…そうすると次の日は新聞で破壊活動をされても良い家リストに入るという事になってしまい、この新聞を取ら ない家はいつも危機に見舞われるという恐ろしいシステムになっているのです。普通の新聞会社とは思えないシステムですね。定期購読 しないと痛い目に合うのです。この町の裏社会の主が経営している新聞メーカーなのかもしれません。 ただ、全ての家から新聞を断られると残りがあってもゲームオーバーですので何を壊しても良いですが最低1件は確保しないとダメです。 なお、新聞を取ってくれている人の家、全部にちゃんと新聞を配達できれば、次の日には顧客が増えます。だから1件だけ確保すると 次の日には(ゲームを進められるのであれば確実に)数軒の顧客が増える結果になるんですよね。お客とそうでないところは家の色で解る ので、新聞を取る取らないで家を塗り替えるこの町の住人にも拍手を送っても良いと感じます。 (ノンストップと書いてありますがブレーキが効くので「キキキーッ」とスピードダウンはします。完全には止まらない止まれませんけれど…)

 ここで新聞の破壊力も少し書いてみましょう。まず、追いかけてくる犬とか子供、何処からか出てくるタイヤとかラジコンカーに当てると 動きが止まります。ブレイクダンスをしている人に当てるとダンスを止めます。ですが、自然と神には逆らえないようで竜巻とか死神には効 果が全くありません。この辺は貫禄でしょう。さすがです。…と思っていたらうまく当たったら止まった!新聞紙の破壊力恐るべし…
そして新聞は墓石を倒し庭の木を折り…ゴミ箱を倒し門灯を割り窓ガラスも割ります。門灯にガラスは解りますが墓石を倒すあたり考える と攻撃力はかなりあるようですね。事実、新聞の束を投げつけられたらかなり…痛いでしょうし…。人や犬に当てれば動きは止まりますね。

 新聞の攻撃力に伴ってなる音ですが、これもまた味があって良いのです。木とか墓石の倒れたりする効果音!これもお気に入りの部分。 木は「バシッ」という感じの…ちょっと切ない?音がして半分に折れます。墓石が倒れる音は「ボン」といった感じの…あまり合わない音で 後ろに倒れるんです。窓ガラスの割れる音はちょっと小さいので聞きにくいですが「パリン」と鳴っています。門灯が「パキャン」という感じの ちょっと良い感じの割れる音が鳴ります。なお、人物とか犬とかに当てて動きを止める際は「パサッ」といった感じの何とも素っ気無い音が とても小さく鳴るのも僕としては微笑ましいのですが…。

 彼が配達しているのは「デイリーサン」という名前の新聞なのですけれど、 最初の見出しは…「ペーパーボーイのスリリングなはいたつ」 これだけでもちょっと笑えますが(仕事を出す会社側がこの町は危険!と言っているようなものではないのでしょうか…?)ゲームオーバー には「ペーパーボーイくびになる!」と出てしまうのです。この危険な町で失敗したからといって新聞にまでクビが報じられてしまうのです! 仕事に対してとてもシビアな一面が垣間見えますね。ただ、1週間、配達が成功すればそれももちろん!新聞に載ります。正確な文面を 覚えていないので…再びクリアが出来たらここに載せよう…。ここを書く為にちょいとがんばったのですがクリアが出来ませんでした(笑) クリアした事はあるのですが最近、昔クリアできたゲームがクリア出来なくなってきているからなぁ…。

 あと…1日の配達の最後にはボーナスステージがあるのですが、そこでは丸い的?とかポールとかがあり、ジャンプ台もあるのですが そこでは的に新聞が当たる度に追加されるのでガンガン投げて点数を稼ごう!そこでも転んでしまったりしますが、ボーナスステージが 終わるだけで実際のミスにはならないので強気でGO!無事にゴールすると街の住人が数人、 ゴールを待ち構えていて喜んでくれます。 主人公の少年も帽子を抜いて全身で喜びをアピールしますよ。

 なお、ここまではファミコン版のを解説してみましたが…メガドライブ版もあります。これも同じなのですが…作り?というか出てくる住人が 微妙に違っていたり(種類が多いです)少年の動きも他の動きもスピーディーになっていますので…FC版より少し難しいかもしれません。 まだ、多少書きたい事はあったりするのですが…それはちょっとずつコッソリ文を増やしていこう。



ボコスカウォーズ

RPG(ACG?):アスキー 1985年12月15日

 これは当サイト管理人が妙な方向に気に入ってしまっている作品です。内容としては戦略も攻略も立てようが無いのですが^^; それでも憎めない良さがあったりします。ただし…これは万民にお勧めが出来るものでは無いのも事実だと感じます。 本当に攻略方法なんて皆無なんですよね。これの攻略本がるのなら…とても欲しい一品です。…あるのかなぁ…?どうなんだろう。 このゲームにおいて、1番必要なものはゲームの腕前でも知略的な戦略でもなく…ましてや技なんてものも皆無です。これに必要なもの。 これは1言で説明が出来ます。これを遊んだ経験のある方にはよぉ〜くお解かりになられると思いますがズバリ!それは「運」です。 これ以外は必要が無いと言っても過言では無いくらいに「運」が必要とされる、不思議なゲームの1つでしょう。今後、こういったタイプは まず、販売されないであろうという「無難な作り」を完全に無視した、古き良きFC時代特有のチャレンジャースピリット溢れる名作です。

 主人公は王様「スレン王」。彼が亡くなってしまうとゲームオーバーとなります。彼は征服されてしまった自国を取り戻すべく戦います。 こう書くと、普通の内容のゲームですね。悪い帝国に乗っ取られた国を取り戻すんですから、ストーリーには何ら問題はありません。 途中で仲間に出来る(取り戻す事ができる)仲間達を引き連れて、最終ボスの帝国の暴君「オゴレス」打倒が目的となっています。 ゲームの目的にも途中経過にも…特に問題はないんですよ。しかし…無難ではないんです。二味ちがうロールプレイングなんですよ。 何が「無難な作りではない」のか?!これには色々と上げられますので1つ1つ上げていきましょう。

 まず、操作性。これがかなりアバウトな設定になっていので、何せ操作が難しいのです。パズル要素もあるように感じるくらいですよ。 主人公は王様であられるので、当然ながら部下(家臣?)がいるんです。これが兵卒と騎士。おお!ちょっと戦略的な匂いが出てきた! これが取り戻す仲間達なのですが、これらの家臣達は敵のオゴレス王によって道々途中にある樹木とか岩に姿を変えられてしまっていて これを元に戻せるのは主人公の王様だけで、道々にあるそれらのものに当たる(押す)と元に戻ります。元に戻る仲間が兵卒か騎士かは 戻してみないと解りませんし、全部の樹木とか岩が仲間であるのではないので、けっこう見つからないものでもあります。当たってみて 元に戻せば討伐の旅に連れて行けるのですが…これが難しいんですよ。移動は決まったパターンでしが出来ません。それは… 王様+兵卒+騎士…これだと、つまり全員です。右に行けば全員右に真っ直ぐ進みますし上でも下でも、全員が同じに動きます。 王様のみ…これはまさしく、そのままで王様の単独行動。岩とか樹木にさわりまくりたい時には…便利かもしれませんね。 兵卒のみ…これもまさしく、そのままで兵卒のみが単独(兵卒が何人も居れば一斉に同じ方向に動きます)行動になるんです。 騎士のみ…ここまで書くと、もうお解かりになられると思いますが騎士だけが上記説明と同じように動くんです。この4パターンを駆使して 先に進んで行かなければなりません。途中の樹木とか岩や塀に引っかかると、その仲間はそのまま取り残されてしまいますので本当に 上手く駆使して進まないと仲間がどんどん、減っていってしまいます。置き去りとか…逆に先に仲間が進みすぎて消えていく…とか。 これがあるので進むのはパズル要素があるような動き方と小まめにパターンを変えて行動させる匠の技が必要となってきます。

 次が最大のアバウトさな部分でしょう!それは戦闘。兵卒がいて騎士がいて…悪い帝国から国を取り戻すにあたって避けられないのは 戦いになってくるのが必至です。これは当然な部分で問題が無いように思われるかもしれませんが…この戦い。これこそが先に書いた このゲームに必要な最大の要素「運」なんです。戦い方、それは敵との体当りで勝手に戦いが進行していくというものなんで… これには技もボタンの連打も関係がなく、一応強さのパラメーターはあるのですが勝敗を決めるのはパラメーターよりも「プレイヤーのリアル運」であると 言い切れるくらいに…パラメーターは当てになりません。敵のほうが遥かに弱くっても…簡単に負ける場合もかなりあります。 メイン画面右下には敵と味方のパラメーターが見えるのですが…強さ220の王様が敵の獄吏(強さ30)に簡単に負けます! …獄吏なんて言葉は…このゲームで初めて知った方が多いと感じられますが「ゴクリ」と読みます。牢の見張り番ですよ。道々には 牢に捉えられた仲間の兵卒もいて…牢屋の檻を開ける(突き破る)事が出来るのは騎士だけなので騎士がいないと開けられません! ちなみに当サイト管理人は…中の兵卒はけっこう弱いので…無理に戦いをするよりは無視して先に進む場合が多々あります(酷) だって、この周りには獄吏の他にも敵が大勢いるので、それらをかわして先に進んだほうが無難なんですよ。助けた兵卒は本当に けっこう弱いので出てくる最中にぶつかった敵と戦いになって…そのまま帰らぬ兵卒になってしまう場合が多いのです!これなら国を 取り戻すまで牢に入っていたほうが安全であるとしか思えません。…言い訳かもしれませんが…(笑) 敵との戦いで唯一救い?なのは敵から攻撃を仕掛けて来る事はない、といった部分ではありますが…このシステムで敵からも攻撃を 仕掛けられてきたら全くもって先に進む事は不可能であると考えられます。ただ、行く先を邪魔するように敵が立ち塞がるので戦わざるを 得ない場合はあったりするんですけれどね…。四方八方を囲まれてしまっては動けません。

 運が良ければソコソコ進める場合もあります。特に騎士は重要で彼らが育ってくれると随分と楽になったりするんですよ。そう、上に書いた 二味ちがうロールプレイング…とはこのゲームの箱に書いてあるんです。「二味ちがったロールプレイングゲーム」って。たしかにそうです。 そう、これはRPGという設定ですので、育つんですよ。王様も強くなりますし兵卒も騎士も…育てばソコソコけっこう強くなってくれます。 なかなか育たないで亡くなってしまう場合のほうが多いので育つと…それはそれは嬉しく感じてしまって…騎士が2人ばかり強くなると まさしく某時代劇ドラマの「助さん角さん」状態な感じでウハウハな気分になれます。兵卒が育ってくれるとお銀さん…といった感じ? お銀さんが兵卒ではちょっと夢が無いですね^^;とにかく、育ってくれればある程度は良い感じに進めます。 敵と戦って所定の回数を勝つとレベルが上がり体の色が白から黄色に変わります。1勝する毎にもちょっとだけ強くなっているので数回 勝つ事が出来れば楽にはなるのですが…。騎士は4勝すると、兵卒は3勝するとレベルアップ(このゲームでは昇格と記してあります)して 体の色が変わりますし勝率の運?がやや、上がるように感じられます。感じるだけかもしれませんが…。 初期設定では一応、王様が1番強い状態から始まるので、王様を徹底的に鍛え上げるという方法も有りではありますが…この王様は パラメーターがある割には簡単に負ける事が多いように思えてならないのですが…これは当サイト管理人の運が悪いだけかもしれません。 何せ、最初のほうに出てくる敵との初戦で「即刻王様敗北」がこれを書くにあたって遊んだところ…連続10回…(笑) ここを読まれている方で王様はちゃんと勝つよ!と言われる方が多いのであれば…当サイト管理人の運気がただただ悪いだけ。というちょっと悲しい結末にはなりますが王様が育たん! 220も強さのある王様が何で50とか10のパラメーターの敵に1撃で負けてしまうんだ〜!?とちょっと嘆いていますがそうなんです。

 ここまで読んで何となくでも「運が1番大事」といったゲームバランスが見えてきましたか?それなら解説としては成功と思います^^ とにかく、育ちまくって1番強い状態の騎士強さ310でも簡単に強さ50の敵の騎士に負けてしまったりするので…パラメーターも多少関与しているにしても…何度も何度も書きますが大事なのは運ですよ。 取説にはゲーム全体のレベルが5段階あって、最終ボスのオゴレスを1度倒す度に1レベル上がった面にいけるそうで…敵の強さが 10上がるらしいのです。しかし…当サイト管理人は…オゴレスに1度も辿り着いた事はありません(-_-;; ちなみに周りにも辿り着いた人は 聞かないので…このゲームの難易度…運任せ度は相当なものなのだと深く感じます。1度は見てみたいなぁ…。 いや、見るだけなら見れます。ゲームオーバーになると「GAME OVER」の文字とともに王様とその仲間2人がオゴレスに追われて 逃げていく画面になりますので(笑)見るだけなら「たぶんこんな感じ?なのかなぁ…」は可能です。可能というかこればっか見ています。 ※実際はこんなに大きくなく、プレイヤーキャラらと同じ大きさだったりします。

 こんなようなゲームなのですが…これを読んで遊んでみたい!と思われた方は…挑戦してみるのも一興かと思います。ただし…下の 注意書きにもありますが…買ってみて当サイト管理人に文句とかは言わないで下さいね。これは…腹立たしく感じる方もかなりいらっしゃる と思われますし、何故か近年このゲームの中古価格はそこそこ高いので…当サイト管理人のように物好きだと「箱取説付がでキレイなのが 欲しい!」とソフトのみなら持っているにも関わらず買ってしまう人が居るのも事実ですが…(笑) ただ、取説を手に入れて良かった!と思える事。それは歌の部分にありました。このゲームの背後に延々流れる曲には歌詞があります。 ところがこの歌詞、取説に歌詞だけと楽譜付の両方が記載されているのですが…歌詞が微妙に違っているんですよ、この2つ。1番2番… って感じでもないのですが…。これはミスなのかわざとなのかは永遠の謎なのですが、ちがう部分はですね… 「♪進め進めものども じゃまな敵をけちらせ進め敵の城へオゴレス倒すのだ♪」…が歌詞だけ書かれている部分。楽譜付は 「♪すすめすすめものども じゃまてきをけちらせめざせてきのしろへーオゴレスたおすのだ♪」なのです。雰囲気は楽譜付のほうが 良いのでは?と個人的に感じるのですけれどね。この歌も…知ってるとついつい歌ってしまうものなんです。不思議だなぁ…。




ファミコンの勝手な説明