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エイト・アイズACG :セタ 1988年9月27日 当サイト管理人としては…このゲーム、かなり隠れた名作と位置付けしている良い作りのゲームです。 先に出てしまっている悪魔城シリーズに一見、似てしまっている部分があるが故に正当な評価が得られなかった悲運なゲームなんだろうなぁ…。本当に勿体無い。 ただ、ゲーム内容も雰囲気も音楽も、大人の雰囲気溢れる作りなのになんで箱のデザインが蛍光ピンクを基調にした派手なものにした のかが謎。この箱の外見でチープな作りに思われてしまったという部分もちょっとあるような気がしてなりません。(管理人のある経験上)ある経験ってのは当サイト管理人はいまから●●年前、おもちゃ店のテレビゲームコーナーにて店員経験があってですねそこでの接客時 の体験から、多少はあるのかな?と。要は客の意見として「箱の見た目でおもしろそうじゃない」って言うんですよね…ムゥ。確かに、 ゲーム内容と箱のイメージはあまり合っていません。裏面の説明のとこなんかは良いと思うんですがこの蛍光ピンクってのはねぇ…。 当時、管理人もまだ若かったですがけっこう客からの評判はよく、ゲームの説明は良いと言われていたので「箱の見た目はちょっと気に なるかもしれませんが、自分が遊んだ感覚としては悪魔城にやや、似た雰囲気はあっても違うゲームとして面白いですよ。」と勧めたり。 おもちゃ屋やデパートなどのゲーム売り場にまだ、任天堂の木製っぽいブースがある頃の話であり、ディスクシステムの書き換えも店で 出来た頃の懐かしい時代の話であり、ちょっとゲーム話からずれてしまったのでこの辺にしておきますね^^; とにかく、正当な評価がなされず、マネゲー扱いだった悲運な作品かと思われます。悪魔城シリーズより自分は好きかもしれません。 このゲームはまず、落ちて死ぬ一発死がありません。悪魔城シリーズの最大の難点は敵に当たった際の弾かれ落ち死にかと思って いるんですがこのゲームはそれがありません。落ちても下の階層に行くだけであり遠回り(時には順路)になるだけで死んだりしないです。 悪魔城シリーズのあの不条理な部分が無くなり、それよりもちょっと難易度を下げつつでも、簡単じゃないっていうバランスの作りなので ひたすら落ちて死に先に進めないというような事はなく遊べます。悪魔城シリーズもあの難しさや不条理さが味ではあるんですけれどね。 このゲームはストーリーもかなりかっこよく、音楽も非常にかっこよくてマイナスポイントはあまり無いと思います。管理人の主観だけどさ。 難易度としてはこの時代のファミコンゲームなんで簡単ではありませんが、悪魔城シリーズよりは落ち死にが無い分、簡単に感じれます。 特筆すべきの2人同時プレイは主人公(人間)と鷹(ペット?)にわかれる部分。本当の意味で協力プレイが可能となります。アクションが 上手なほうが人間を担当したほうが進めますよ。鷹は比較的、逃げてばかりいるのも…まぁ、可能なんで(経験者談)役立つのはスイッチ くらいでも行けるかも?しれません。ソロプレイだと鷹も自分で操作し、ドアを開けるスイッチを作動させないとならんので敵が居ると面倒。 その点、2プレイで片方が鷹をしてくれればサクサクと進んだりするのです。もちろんですが鷹も敵に攻撃したりもできますからね。 そう、ストーリー。取説のをここに写しておきました。 19世紀末、バルカン半島。ヨーロッパ列強のパワーバランスの上で、かろうじて余命をたもっていたオスマン・トルコ帝国にも、存亡の影が 色こくさしかけていた。「バルカンの火薬庫」と呼ばれるほど密集していた様々な紛争の種子が、今やいっせいに火をふこうとしていたので ある。自由アルメニア軍によるテロや、要人暗殺などは、すでに日常茶飯事であった。政府の威厳は地に落ち、悲観的な憶測や噂がとび かうなか、オスマン・トルコを保護領としている大英帝国にとって、治安の回復が最大の急務となる事件が発生した。 発見されたばかりの遺跡群を発掘するため、大英博物館から派遣された学術調査隊が、盗賊団におそわれて全滅、出土品をふくむいっさ いの資料がうばわれたのである。隊員全員の頭部はなく、腹部を裂かれて死んでおり、その残虐な手口から、犯人は悪魔崇拝で知られる 女盗賊、グース・グランディエを頭目とする一団であると知れた。 一方、ロンドンの王立紋章院では、ルース一味が出土品のみならず、発掘日誌の類まで持ちさったことに大きな危機感をいだいていた。 大英博物館の資料からその存在が推定されていたこの遺跡には、中東の宗教史を根底からくつがえす悪魔の秘密がかくされていたので ある。 堕天使ルシフェルの落とし子と名乗るルー スたちに、悪魔復活の邪法を使わせてはならない。紋章院第七部会(後のMI5)は、紋章院付武 官にして、第十七近衛連隊少佐であるバロネット(準男爵)ジュリアン・ジェイムス・ボンド卿を派遣することに決定した。 かくして、エペ、フルーレとともに、その剣では全英一といわれたボンド卿は、はい刀マザーグースと、愛鷹カットラスをともに、単身バルカン 半島に潜入した。 ボンド卿は、ようやくルース一味がアジトをかまえている街、トレンドにたどり着いた、以前は交易の拠点として発展していたこの街も、一味 が住みつくようになってからというものは、街を逃げだす人々があいつぎ、いまでは悪の街としてその名を国中にとどろかせていた。 その街の中央の小高い丘にある教会が、今では頭目ルースの住み家に、そしてその教会を囲むように、6人の手下が住む屋敷がかまえていた。 というストーリーになっています。エペとかフルーレってのはフェンシング競技の種類の事であり…『はい刀』はもしかして『佩刀』なのか な。腰に下げた愛刀と思われます。だから全英一強いボンド卿がその事件解決のために派遣されたって話なんですね。細かく書かれてい て小説の始まりのような文章です。この話からしてもう、悪魔城シリーズとは違ったテイストなのは解ると思います。 先にも書いたのですが2人プレイ。このゲームにおいて2人プレイはとてもお勧めです。人間ではない違う味方キャラを扱え、しかも同時プレイ。 このシステムはかなり画期的と思うんだけどなぁ…もっと評価されても良かったような気がしてなりません。人間キャラであるボンド卿 とその連れである鷹のカットラスに分かれての同時プレイは同じ目的に向かってでも、動きや役割の異なるキャラで進むという不思議な 感覚が楽しめる作りになっています。ソロより2人プレイがお勧めできる数少ないアクションです。(格闘もの除く) 音楽もタイトル画面からもう、良い雰囲気が出ている音楽なのですが、全体的に落ち着いた感じで、しかも面(国)によって合うように作ら れているので画面や世界観に入り込みやすい。ここで音楽を鳴らせないのは残念ですが機会があったらぜひ、聞いてみてください。やや、 ネタバレになるのでここから先は背景と同じ色で記しておきますが→ 音楽だけ聴いているのも管理人は好きなのでボスから逃げて聞いてたりしました。 次にこのゲームの不思議ポイントをいくつか。まず、各面に出てくるボスは撃破した後、倒されていません。きちんと生きていてなんと主人 公に茶を振舞います。しかも部下?手下?なのかは解りませんがガイコツが茶を2人分運んできてテーブルに向かい合わせに座りティータイム。 そしてこれを持っていけ…とパスワードとか剣をくれます。友愛精神ってやつでしょうか。 なんと、ラスボスまで戦い終わったらティータイムがあるんで…本当、徹底した友愛の精神はこのゲームにしっかりと根付いているようですね。そして次の不思議ポイントとしては鷹の カットラスは壁を貫通して進めます。どういう仕掛けなのかわかりませんが、鷹に障害物は一切関係が無いらしい。…ん〜、謎。 そして、このゲーム。ただ単にラスボスを倒して終わりじゃないのです。各ステージに隠されている巻物を読み、謎をとかないとエンディン グが見れません。当サイト管理人は以前にそれで友人とくやしい思いをした経験があったりします。それゆけと進んだのはいいものの、最 後で「え?!」という具合に。ラスボスの後、悪魔の神殿というところに行けるのですが、そこの台座に今まで手に入れた宝石を正しく置か ないとなりません。悔しい経験があるのでここにコッソリ正しい配置の画面を置いておきました。解らない場合、参考にどうぞ。 だだし、このエンディング。非常にスッキリしないものとなっております。続編でも作る予定だったのかな?と思えるような…。続編がもしも あったなら…もしかして今回の主人公がラスボスとかになっててもおかしくないような…カットラス君も敵なのか?!と気になるところなんだ けど、今更これの続編が出るなんて事はまず、無いはずなんで……スッキリしないエンディングはスッキリしないままで終わりです(´ ・ω ・`) そんな感じでいくつかの疑問点はあったりするんですが出来としてはお勧めで、管理人個人的に大好きなな奇妙ゲームとしてのお勧め ではなく、店員時代にも勧めたように本気のお勧めです。それでも好みはありますから遊んでみての苦情はご容赦ください^^; |
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ペーパーボーイACG:アルトロン 1991年1月30日 これは当サイト管理人「新月」が妙にプッシュをかけているゲームの1つです。内容としては写真付きの解説ページでも書いていますが新聞を1週間配達し続ける事ができれば良いのです。 本来はそんなに新聞配達が大変とは思えないのですけれどね…。(ここで言う大変ではない、という表記は新聞配達の仕事が大変でない、と言っているのではなくってこのゲーム内のような大変さ(危険さ)は無い。という意味)何せ、このゲーム内の住宅街はおかしいのです。敵キャラ…というか「障害物」という形で取説には表記してありますが…おかしいです。 だって「スケボーに乗っている子供」「ブレイクダンスをしている人」…この辺はまだ…良しとしましょう。しかしその後なのですが…妙です。 「飛び出した子供」 この辺もおかしくは無いようですが…手に何か輪っかのような物を持ち構えて飛び出てきます。何を持っているんだ? そして「おばあさん」 彼女はいきなり家から飛び出して追いかけてきます。はっきり言って怖い。しかも手には棍棒か包丁のようなものまで持っている!かなりそうとうに恐怖です。 その他「犬」も追いかけてきますし「ラジコンカー」も怪しい動きで突っ込んできます。新聞配達の少年は嫌われているのか?!とか思ってしまったりしますよ。 で…自然現象までもが少年を追い詰めます。「竜巻」までもが追いかけてきます。 もう何か呪いのようでさえありますね(笑)そして…極めつけは「死神」彼なんかまでが出てきちゃう町なのですよ! それ以外に「タイヤ」はどこからか少年めがけて転がってきますし、「マンホール」は勝手に開いて中から誰かが覗いていたりするんです。怪奇!! そして、町は大通りがありまして…そこには「オートバイ」がノンストップで突っ走っています。少年が渡ろうとしてももちろん止まりません! しかもオートバイは普通のではなくって…暴走族の改造車を思わせる形をしていたりします。それとも…ハーレーっぽくしてあるのかな。 とにかく、このバイオレンスっぷりは…アメリカならではなのでしょうか?アメリカの町はこんなにも危険なものなのでしょうかね…(違) ゲームのストーリーなのですが、これは「小鳥もさえずる早朝。君が思いうかべるのはただ1つ、町の新聞配達…」といった感じです。 郊外の町の設定のようで…それなりにベッドタウンな町並みではあるのですが…。何かが違いますね。だって上に書いたようなのが 普通に闊歩しているような町なのですから…ちょっと普通とは言い難い。そんなハードな街には住みたくないなぁ…とか思います(笑) 町の住人とかを考えてみても朝っぱらから過激な動きが多いし…朝っぱらから死神が出る町なのですよ!! ゲームの操作性とかは、これはノンストップものなので、少年を止める事はできないのです。ちなみに少年は自転車に乗って配達をするのですが、 日本ではかなり馴染みのない投げて新聞を配達する方法なんですよね。自転車を止める事無く投げるんです。 この辺りにも問題があるのかも…とか思ってしまうのですが、投げるのですから失敗もあったりしますね。そうすると窓ガラスが割れたり門灯が割れたり 庭の樹木が折れたり、墓石が倒れたりするんですが…これはお客さんの家にしてはダメです。新聞を取ってくれていない、つまりお客では ない家に対してすると得点が入るんです。これも現金な法則というか…スゴイですね。お客の家にしてしまうと次の日には新聞を断られて しまうのでよくありませんが…そうすると次の日は新聞で破壊活動をされても良い家リストに入るという事になってしまい、この新聞を取ら ない家はいつも危機に見舞われるという恐ろしいシステムになっているのです。普通の新聞会社とは思えないシステムですね。定期購読 しないと痛い目に合うのです。この町の裏社会の主が経営している新聞メーカーなのかもしれません。 ただ、全ての家から新聞を断られると残りがあってもゲームオーバーですので何を壊しても良いですが最低1件は確保しないとダメです。 なお、新聞を取ってくれている人の家、全部にちゃんと新聞を配達できれば、次の日には顧客が増えます。だから1件だけ確保すると 次の日には(ゲームを進められるのであれば確実に)数軒の顧客が増える結果になるんですよね。お客とそうでないところは家の色で解る ので、新聞を取る取らないで家を塗り替えるこの町の住人にも拍手を送っても良いと感じます。 (ノンストップと書いてありますがブレーキが効くので「キキキーッ」とスピードダウンはします。完全には ここで新聞の破壊力も少し書いてみましょう。まず、追いかけてくる犬とか子供、何処からか出てくるタイヤとかラジコンカーに当てると 動きが止まります。ブレイクダンスをしている人に当てるとダンスを止めます。 そして新聞は墓石を倒し庭の木を折り…ゴミ箱を倒し門灯を割り窓ガラスも割ります。門灯にガラスは解りますが墓石を倒すあたり考える と攻撃力はかなりあるようですね。事実、新聞の束を投げつけられたらかなり…痛いでしょうし…。人や犬に当てれば動きは止まりますね。 新聞の攻撃力に伴ってなる音ですが、これもまた味があって良いのです。木とか墓石の倒れたりする効果音!これもお気に入りの部分。 木は「バシッ」という感じの…ちょっと切ない?音がして半分に折れます。墓石が倒れる音は「ボン」といった感じの…あまり合わない音で 後ろに倒れるんです。窓ガラスの割れる音はちょっと小さいので聞きにくいですが「パリン」と鳴っています。門灯が「パキャン」という感じの ちょっと良い感じの割れる音が鳴ります。なお、人物とか犬とかに当てて動きを止める際は「パサッ」といった感じの何とも素っ気無い音が とても小さく鳴るのも僕としては微笑ましいのですが…。 彼が配達しているのは「デイリーサン」という名前の新聞なのですけれど、 最初の見出しは…「ペーパーボーイのスリリングなはいたつ」 これだけでもちょっと笑えますが(仕事を出す会社側がこの町は危険!と言っているようなものではないのでしょうか…?)ゲームオーバー には「ペーパーボーイくびになる!」と出てしまうのです。この危険な町で失敗したからといって新聞にまでクビが報じられてしまうのです! 仕事に対してとてもシビアな一面が垣間見えますね。ただ、1週間、配達が成功すればそれももちろん!新聞に載ります。正確な文面を 覚えていないので…再びクリアが出来たらここに載せよう…。ここを書く為にちょいとがんばったのですがクリアが出来ませんでした(笑) クリアした事はあるのですが最近、昔クリアできたゲームがクリア出来なくなってきているからなぁ…。 あと…1日の配達の最後にはボーナスステージがあるのですが、そこでは丸い的?とかポールとかがあり、ジャンプ台もあるのですが そこでは的に新聞が当たる度に追加されるのでガンガン投げて点数を稼ごう!そこでも転んでしまったりしますが、ボーナスステージが 終わるだけで実際のミスにはならないので強気でGO!無事にゴールすると街の住人が数人、 ゴールを待ち構えていて喜んでくれます。 主人公の少年も帽子を抜いて全身で喜びをアピールしますよ。 なお、ここまではファミコン版のを解説してみましたが…メガドライブ版もあります。これも同じなのですが…作り?というか出てくる住人が 微妙に違っていたり(種類が多いです)少年の動きも他の動きもスピーディーになっていますので…FC版より少し難しいかもしれません。 まだ、多少書きたい事はあったりするのですが…それはちょっとずつコッソリ文を増やしていこう。 |
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